『危機に立ち向かう君へ』
2020年05月31日
あの日、何かが視界にはいり 思わずブレーキを踏んだ
それはほとんどの桜が舞散った中 まだ咲いている桜だった
品種が異なるのだろうか
背が低いから日照時間の影響でもあるのだろうか
満開の時には気付くことがなかったのに
この桜は今僕の視線を独占している
圧倒的に目の前に存在している
なぜだろう 前からあったはずなのに
このタイミングでブレーキを踏んだ意味は
しばらく眺めていたら
桜の方から話しかけてきた
『早ければ良いということではないよ あなたのタイミングで輝くんだよ(スラムダンク最終回の『親父の栄光時代はいつだよ おれは今なんだよ』という名言もよみがえった)』
『あなたが短所だと思っている事があなたを救うこともあるよ 長所と短所は表裏一体だよ』
『人々は表面の華やかなところだけを見て勝手な事を言うけれど 一人でも大切な人があなたを理解してくれていれば大丈夫(二本の桜が一緒に咲いている)』
『同調圧力に負けてはいけないよ 誰かの人生ではなくあなたの人生を生きて 決して一人にはならないよ』
さらに桜は続けた
『アフターコロナにはきっと残存者利益があるから とにかく生き残るんだよ 諦めてなはいけないよ』
『Googleは最初の検索サービスではないし Facebookは最初のSNSではないけれど 最後に動いて大きくなったんだよ』
『おまけにね、、、』
と桜は続けた
『いつか結婚できるといいね』
えっ
これ以上この場にとどまることに
精神の危機を感じた僕は
二本の桜(夫婦なのだろうか)にお礼を言って去ることにした
ふと車に乗る前にもう一度
振り返って彼らを見つめた
その瞬間 大粒の雨が降り出した
『でもね 僕たちは最後に残っただけで 決して永遠ではないよ』
雨にうながされて
桜が語りたくない真実を
はきだしたようだった
彼らが散った後の景色が僕の目に浮かんだ
そこにはさっきまで見えなかった景色
新緑の美しい桜の木がずらっと並んでいる景色があった
桜の花だけ見ていた僕は 本当のメッセージを見逃していたようだ
土、根、幹、枝、葉
何年も変わらずそこにあるおかげで花が咲く
それなのに桜の咲いている時期しか
僕は彼らを見ていなかった
何かが存在している本質的な理由は何かを考えること
商品、会社、地域、国、ひと、自然
あらゆる物事について
より深く本質的な問いをたてることの大切さを
桜は教えてくれていたようだ
ありがとう 二本の桜さん
僕は自分の部屋にもどり
三月のライオンを読み始めた
雨はすっかりやんで太陽が顔を出し始めている
さっきの雨に耐えられただろうか
後でもう一度あの桜を見ようかなと思ったけれど
僕は違う道を選んだ
花は散ってしまってもいいんだ
再会することに決めたのだから
僕のタイミングで

#暇人エッセイチャレンジしてみました!
##あっ、独身孤独でイイヨの代表マーシーでした!
それはほとんどの桜が舞散った中 まだ咲いている桜だった
品種が異なるのだろうか
背が低いから日照時間の影響でもあるのだろうか
満開の時には気付くことがなかったのに
この桜は今僕の視線を独占している
圧倒的に目の前に存在している
なぜだろう 前からあったはずなのに
このタイミングでブレーキを踏んだ意味は
しばらく眺めていたら
桜の方から話しかけてきた
『早ければ良いということではないよ あなたのタイミングで輝くんだよ(スラムダンク最終回の『親父の栄光時代はいつだよ おれは今なんだよ』という名言もよみがえった)』
『あなたが短所だと思っている事があなたを救うこともあるよ 長所と短所は表裏一体だよ』
『人々は表面の華やかなところだけを見て勝手な事を言うけれど 一人でも大切な人があなたを理解してくれていれば大丈夫(二本の桜が一緒に咲いている)』
『同調圧力に負けてはいけないよ 誰かの人生ではなくあなたの人生を生きて 決して一人にはならないよ』
さらに桜は続けた
『アフターコロナにはきっと残存者利益があるから とにかく生き残るんだよ 諦めてなはいけないよ』
『Googleは最初の検索サービスではないし Facebookは最初のSNSではないけれど 最後に動いて大きくなったんだよ』
『おまけにね、、、』
と桜は続けた
『いつか結婚できるといいね』
えっ
これ以上この場にとどまることに
精神の危機を感じた僕は
二本の桜(夫婦なのだろうか)にお礼を言って去ることにした
ふと車に乗る前にもう一度
振り返って彼らを見つめた
その瞬間 大粒の雨が降り出した
『でもね 僕たちは最後に残っただけで 決して永遠ではないよ』
雨にうながされて
桜が語りたくない真実を
はきだしたようだった
彼らが散った後の景色が僕の目に浮かんだ
そこにはさっきまで見えなかった景色
新緑の美しい桜の木がずらっと並んでいる景色があった
桜の花だけ見ていた僕は 本当のメッセージを見逃していたようだ
土、根、幹、枝、葉
何年も変わらずそこにあるおかげで花が咲く
それなのに桜の咲いている時期しか
僕は彼らを見ていなかった
何かが存在している本質的な理由は何かを考えること
商品、会社、地域、国、ひと、自然
あらゆる物事について
より深く本質的な問いをたてることの大切さを
桜は教えてくれていたようだ
ありがとう 二本の桜さん
僕は自分の部屋にもどり
三月のライオンを読み始めた
雨はすっかりやんで太陽が顔を出し始めている
さっきの雨に耐えられただろうか
後でもう一度あの桜を見ようかなと思ったけれど
僕は違う道を選んだ
花は散ってしまってもいいんだ
再会することに決めたのだから
僕のタイミングで

#暇人エッセイチャレンジしてみました!
##あっ、独身孤独でイイヨの代表マーシーでした!
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Posted by HIDAIIYO
at 09:35
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│イイヨの日常